「Threadsで呟いたひとことから、写真グループ展ができるまで…」
このシリーズでは、ネットで知り合った写真好きが「写真のグループ展を開催するまで」を、ブログ記事にしてアップしていこうというものです。
この写真展を身近に感じていただいたり、「写真グループ展の作り方」の参考として応援していただけると嬉しいです。
写真展ページ:(仮)SHIGARAKI PHOTO FASTIVAL 2025/1st(信楽フォトフェスティバル)
Contents
グループ展の開催場所選びについて。
写真展・グループ展をやるに当たって、いちばん必要なこと…開催場所のことです。
どこのギャラリーで展示をするか?です。
ポイントは…
・展示スペースがいい。
・雰囲気・インテリアがいい。
・場所がいい(来客のアクセスや搬入搬出がしやすい。
・レンタル料が安い。
・使用時の制限・制約がどうか?
・展示する作品のレベルや傾向が承認されるか?
・実際に予約がとれるか?
など。
滋賀県内でアマチュア写真家が展示をするのはどんなところ?
それで、滋賀県内で展示できそうな場所を考えてみました。
実は、県内でアマチュア写真家が展示をする場合、いわゆるギャラリーで展示することは多くないようでした。
というのも、滋賀には都会のようにレンタルギャラリー自体がほとんどないのです。
それで、どのような場所で展示をしているかというと…
・図書館
・公民館
・自治体のスペース
・カフェ・喫茶店・飲食店
・商業施設や企業のホール・スペース
・レンタルギャラリー
などのようです。
目ぼしいところを当たってみると…
この中でメジャーなのが図書館、続いて公民館、カフェく…という感じ。
これらを中心に少し問い合わせてみると、
やはり図書館はいちばんメジャーみたいで、順番待ちが多く一年くらい詰まっているところもありました。
公民館も同様ですが、ここは長期のレンタルがしにくい感じがしました。
連続して5日間など借りられない…ようなこと言われたり。
カフェは、展示スペースを貸している…という情報すら見つけることができませんでした。
これは、実際にカフェに行った時に誰かの展示をやっていた…とかで知るしかないのか?という感じ。
FUJIKI、信楽にちょうどいいギャラリーが…。
実は、甲賀市には珍しいレンタルギャラリー専門のハコがあるのです。
それは、信楽のFUJIKIさん。
ここは、以前から他の展示を見に行って知っていて、写真の個展をやるならここがいいな…と思っていたのでした。
しかしなぜ、図書館や公民館を調べたかというと、立地の問題です。
作品の展示の目的は、多くの人に見てもらうのが一番です。
信楽の山奥では誰も来てくれないのでは?という、結構大きな問題があったのです。
また、県内で個展などの展示をやるならどこがメジャーか?ということも確認もしたかったのです。
しかし今回FUJIKIで展示をしようと考えたのは…
・お客さんは、甲賀市近辺の人が対象である。
・気軽に見てくれるより、わざわざ見に来てくれるような、写真趣味のテンションが高い人を探している。
・連続5日などのレンタル条件が可能。
・レンタル料金が安い。
・図書館や公民館より格段にオシャレ。
・図書館や公民館が予約がつまっていたり、長期で借りられなかった。
こんな理由から。
FUJIKIへ貸し出しの条件を聞きに…条件はどんなもの?
FUJIKI以外のところを調べても、FUJIKIに競合するようなところは見つからなかったので、ここに決めました。
それで、FUJIKIに連絡をして条件を伝えると問題ないとのことで、詳しい条件を聞きにFUJIKIに行くことに。
・FUJIKI 地域交流スペース
http://fujiki.sivel.jp/
じっさいにFUJIKIに伺って、確認したのが以下の項目です。
・3人〜5人程度ののグループ展示です。
問題なし。
・審査はありますか?
甲賀市、地域活性…ということで、OK。
・空き状況(12月、1月、2月、3月
今の所、年末年始以外どこでも空いている。
今月中くらいは有効?
・料金(一人が借りて支払い?人数それぞれの使用料金?
植田が代表で借りて(2,500/日)、参加者全員で使用する。
・料金いつまで、キャンセル条件
先に上げた別紙参照。
・営業日と開催日
1週間でいつでもOK。定休日は特にない。
1日、8時間レンタル。10時〜21時までシフト可能。
例えば、12時〜20時(8h)など。
・搬入・搬出のだんどり
搬入搬出は、レンタル時間内でする。
例えば、
日曜10時から搬入—13時から展示スタート。
土曜、18時まで展示、終了してそこから2時間で撤収作業。
など。
・展示方法(壁、吊るし、釘、ピン、テープ練り消し…
展示壁は、おおかたボードにペンキ塗り状態。入り口付近が一部コンクリート。
写真の設置方法は、釘、ピン、練り消しゴム、マステ、テグス吊るしが可能。
備品はこちらで用意必要。
両面テープは不可。
吊り下げレールがあるが、フックの数が限られている。
釘かピンが良さそう。
・スペースの平面図と寸法(なければ測って帰る
別アップ参照。
・展示面の写真撮って帰る。
別アップ参照。
・ギャラリーで行うPR、告知先など
ギャラリーのSNSで告知のみ。
・PRツールの制作(こちらでDMかA5コピー
全て自分で制作が必要。
必要なものは、
・DMかフライヤー(A5程度)
・ギャラリー外の看板的な開催ポスター。
・ギャラリー入ったところの、説明パネル。
・その他、作家プロフ、作品名・解説などのネームプレート。
(この辺は植田が対応できそう…)
・現場のツール(イーゼル、台、テーブル。ブックなど多数置く予定。
展示スペースは、空っぽにして貸し出し、椅子、テーブル…など必要なものを出してくれる。
椅子と真ん中に大きくテーブルを置いて、ブックや個人プロフィールなど置くと良さそう。
・販売(ネットで受け付ける…など
現場で販売する場合は、売り上げの30%を支払う。
ただし、この場合のレジ作業はギャラリーでやってくれる。
作品に、QRコードをつけて、BASEなどへ誘導して作品を販売・後日郵送…の場合は何もかからない。
・その他
wifwi、電源、プロジェクター、トイレ、物置あり。
音楽、ラジカセ持ち込みで流すこと可能。
常時在廊必要なし。ただし、ギャラリー側も常駐しないので貴重品などは置かないということで。
概ね、好意的に話を聞いていただきました。
…ここまで。
FUJIKIの展示スペース見取り図。
実際のFUJIKIの展示スペースの写真。
まとめ
そんなことで、ギャラリーの担当者さんとの打ち合わせに行って来たのですが。
レンタル時の条件や注意事項など、特に問題もなくスムーズにすみました。
さらには、信楽でこのような写真展示を行う意味や意義についてもお話して、
信楽から甲賀市で、写真のようなクリエイティブな文化の界隈が立ち上がるきっかけになればいいなあ…と、割と意気投合気味に考えをかわすことができたのでした。
さて次回。
次回は、参加者初の顔合わせについて。
オンラインでのテキストオンリーなやりとりだけだと、少し限界を感じ始めました。
実際に、参加者の考えも少し変わって来ているようで、そのあたりの成り行きを書ければと思っています。
開催予定は、2025年の年明け頃?
ぜひこの「写真のグループ展を開催するまで」を見守っていただけると嬉しいです^^
ではまた。
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