【グループ展2025】#011 写真展のキービジュアルを決める。

posted:2024-10-06 | community_auther | グループ展ができるまで2024
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「Threadsで呟いたひとことから、写真グループ展ができるまで…」
このシリーズでは、ネットで知り合った写真好きが「写真のグループ展を開催するまで」を、ブログ記事にしてアップしていこうというものです。
この写真展を身近に感じていただいたり、「写真展の作り方」の参考として応援していただけると嬉しいです。

写真展ページ:(仮)SHIGARAKI PHOTO FASTIVAL 2025/1st(信楽フォトフェスティバル)

今回は、キービジュアルの選考についてです。
キービジュアルは、ポスターに使ったりSNSで告知のたびに添付して、写真展のイメージを決めるもの。
このビジュアルの出来によって、写真展への興味が決まり成功失敗を大きく左右する要素の一つです。
なので、選考はりとじっくりやりました。
そんなキービジュアル選考の過程の記録を書いていきます。

写真展のキービジュアルの考え方。

たった3人で、信楽で、「フォトフェスティバル」という名前の写真展イベントの、キービジュアルの考え方は…
フォトフェスティバル…と言ってしまった手前もありますが…

  • ・個展〜グループ展〜フォトフェスティバルは、作品性主体?で作家性の展示。作家を取り上げる場。
  • ・観光写真〜地域の写真コンテストなどは、地域性主体で観光写真の展示。

と思っていて、今回は「フォトフェス」ということで、作家性の強い写真を選ぶべきだと思っています。
ここで「地域の写真」という方向から選んでしまうと観光イベントになってしまう危険がある。
信楽でやるのだけど、信楽の写真を見せる必要はなくて、信楽って場所に集まって何かやろうというもの。

だから、出展している作家の作品のすごいもの・作家性の濃いもの、インパクトあるものを選びたい。
今試しに作ったものは、どうしても雑誌ぽくなっています。
いくつかは、作家ぽいものもあります。
できるかは別としても、KYOTOGRAPHIEなどのキービジュアルみたいなラインで考えたい。

どんな写真がありえるか?

どんな写真がいいのか?まず考えてみると…

  • ・作家の個性が見える作品。
  • ・作家のプライベート感を超えて、更にメジャー感がある作品(フェスという観点)。
  • ・キャッチ、インパクト、個性などのわかりやすさがある。
  • ・色や動きなどで、明るさ賑やかさがあるといいのかもしれない。
  • ・ポジティブなイメージ(フェスという観点)。

など。

キービジュアルの候補を、ポスターのデザインに当てはめてみる。

これらのことを考えながら、手持ちの写真をセレクトしてポスターデザインにはめてみる。

ポスターを見て考えてみる。

ポスターデザインに写真をはめて考えてみたところ…

  • ・全体的にイベント感がない。
  • ・どちらかというと、雑誌の表紙のイメージがする。
  • ・フェスのような大きな感じがせず、小さくてローカルな感じがする。
  • ・キャンプグッズのカトログのよう、商品的、商業的。
  • ・賑やかさが、逆にちょっと軽い?
  • ・対象物をはっきりさせない方がいいのか?
  • ・シンプルで強いイメージが欲しい?
  • ・カラーよりもモノクロの方が強い?

などです。
皆さんはどう思われるでしょう?
これらのデザイン案を、Threadsで公開してコメントを募集してみましたが、レスをくれた人はいませんでした。
しかし、時々「いいね」がついたりはしました。
その辺りを少しでも参考にさらに考えていきます。

最終デザインの考察と制作。

ここまで、結構じっくりとビジュアルを考えました。
ポスターのデザインに何度も写真を入れ替えてテストしました。
それで感じたのは、そもそもそれらしい写真がないということ。
私の撮る写真のタイプが「フェス」のような雰囲気を持っていない…ということです。

それで、他の参加者から提供してもらった写真を使って多重露光のような処理を試してみることにしました。
写真を合成することで、色の複雑さやイメージのインパクトが出ないかというもの。
素材の写真は以下のようなものです。
これらを合成してみることにしました。

キービジュアルの決定。

上記の写真を合成して調整した結果、以下のようなものができました。
ちょっと、何が写っているのか?がはっきりしないのですが、その複雑なイメージを良しとしました。
また、色目もポップで美しい色のグラデーションが出て、鮮やかさも出ていてフェスのイメージにも近づいてきた感じです。
ここで一旦OK、これをキービジュアルとして決めることにしました。
ポスターデザインにはめ込んだものは以下の通りです。

まとめ

出来上がったキービジュアルは、ちょっとはっきりしないイメージがありますが…
遠目にパッと見たファーストインパクトでは、キレイでイメージとしての複雑さがあるのでは?と思います。
しかし、なんだかよくわからない…というのではダメじゃない?と言われそうですが、
そこは、出演者3人の写真を合成してできたイメージ…ということで揺るぎようにない意味があります。
今年は、とりあえずここに落ち着こうと思います。

さて写真展の開催は、2025年の1月24日(金)〜27日(月)。
それまで、ぜひこの「写真のグループ展を開催するまで」を見守っていただけると嬉しいです^^
写真展ページ:(仮)SHIGARAKI PHOTO FASTIVAL 2025/1st(信楽フォトフェスティバル)

ではまた。

 
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