「Threadsで呟いたひとことから、写真グループ展ができるまで…」
このシリーズでは、ネットで知り合った写真好きが「写真のグループ展を開催するまで」を、ブログ記事にしてアップしていこうというものです。
この写真展を身近に感じていただいたり、「写真展の作り方」の参考として応援していただけると嬉しいです。
写真展ページ:(仮)SHIGARAKI PHOTO FASTIVAL 2025/1st(信楽フォトフェスティバル)
Contents
どんな写真を展示するのでしょう?
ここまで、いろいろとグループ展の内容を説明投稿してきましたが、肝心なところ…
どんな写真が展示されるの?について書いていきたいと思います。
今回の参加メンバーは、Threadsで集まった滋賀在住の写真が好きな3人です。
普段はそれぞれの考えや思いを持って写真を撮っています。
しかし、写真展示となると「どんな展示にしよう…」と今も考えて作品制作している途中のはず。
今回は、そんな3人が今回展示する作品・作風をわかる限りで紹介していきましょう。
[その1]参加メンバー”size_uesama / ueda takashi”
オーバービュー
まずは、メンバーの最近のインスタ投稿を見てみましょう。
これでいくらか作品の傾向がわかるはず…^^
今回の展示で考えたこと。
まず最初に考えたことは…、14年ぶりの展示ということでその間に撮ってきた写真のどれを展示しようか?ということ。
普段撮った写真をSNSにアップしているものの、正式に展示してこれまでの写真に区切りをつけたい…と思ったのです。
しかし、展示のことを考えて行くうちに、ここ数年考えている「自分の作品がない」「作品制作と言えるような撮影をしないと…」ということから、作品と言える様なものを展示したい…という気持ちに変わっていきました。
さらに、見にきてもらう人に満足してもらうことや、こんな写真(作品)を撮っているとわかってもらいたいし、展示法でも普通のことはしたくない…という欲求など、様々な思いが交錯することになりました。
“イマココ”なのです。
シリーズごとのコンセプト。
作品と言えるような写真を撮りたい…と、現代写真・現代アートを調べ初めて2年くらい、今、頭の中は現代写真・アートにどっぷりハマっています。でもまだまだ浅い、でも出すしかない…そんな状況。
ここでは、今、出展考えている作品のシリーズを紹介してみます。
【スナップ】これまでメインで撮ってきたのがほぼスナップです。”エモい”スナップを撮っているうちに、キメキメの構図や対象のわざとらしさを感じて、徐々に中途半端な構図や瞬間を好む様になりました。それとやはりキメキメの満足感と…両方の間で行き来しています。
【抽象】キメキメのスナップを撮りすぎたせいで、はっきりと具象が写る写真に薄っぺらさを感じる様になって、何が写っているかわからないような写真を、意識的に撮るようにもなりました。レンズのボケや逆光やマクロ…いろいろな方法で抽象的なイメージを試行錯誤しています。これは、何かに見える…という見方をせず、見たときにどんな気分を感じるか?を考える様にしています。
【ボケボケ】これも、はっきりしたイメージを嫌った結果の撮り方。アウトフォーカスを使って被写体がどんどんボケて色や形が溶け合って、元とは違ったイメージができていってそれが際立つタイミングで撮っています。
【look down】どこへ行ってもやってしまう、足元の見下ろしカット。どれも足元とその時の場所が写るのですが、その定点観測的な撮影を繰り返すことで見えてくる差異や面白さ…を期待しています。
【雲】綿を天井から吊るしてあちこちで撮るつもり。雲が好きなのです。色々な場所やシチュエーションに”雲”を登場させてこっちの世界に引き込んでしまおう…という、何かが起こることを期待して撮っているところ…。
【レジ袋】とても身近でチープな”レジ袋”。これにいろいろなものを入れていくシリーズ。きっかけは私の飲み薬をどっさり入れてレジ袋がパンパンになっているのを見て、これをカプセルに変えたら…Over Doseの表現になると考えたこと。普通では入れないようなものを入れて撮ることで、それについて考えたり問題提起できそうな予感がするのです。
【多重露光】ある日カメラの多重露光の機能を使って撮ったところ、思わぬ写真ができました。いくつかのイメージの合成が一つの撮影スタイルになっている様に感じました。特に、精彩な部分とブレ・流れた部分、それと真っ白に飛んでしまった部分が発生して、日本画を描いたような気分になって面白い。見た目にも見栄えがして見てもらえる作品になりそう…というシリーズです。
【カップヌードル】プロダクトデザインが好きで、デザインのいいものはカメラでもパッケージでも手元に置いておきたい方なのですが。カップヌードルのシーフードのパッケージも完成されていてこれをいつか撮ろう…と思っていました。
一方、写真・アートを調べて行くうちにアンディーウォーホルのキャンベルのスープ缶をこれでカバーしてみようと思いつきました(これはまだうまくいかないのですが)。それを発端に、ほかのアート作品をシーフードヌードルのパーッケージでカバーしてみようということを考えています。
【KAWS コンパニオン】これも、アーティストのKAWSのコンパニオンを使っていろいろなモノと撮ることで、それについて考えたり問題提起できそうな予感でコンパニオンに合ったストーリーやジョークができそうな予感です。
このうちどれか、うまくいったものを展示できるかと思っています。
作家のプロフィール。
- size_uesama / ueda takashi
- birth:1965
- photography history:20year
- place of residence:koka,shiga
- biography:写真・カメラ愛好者。1965年兵庫生まれ滋賀育ち。理工系大学卒業後、滋賀県内でグラフィックデザイン、webデザイン業務に従事。
- 2004年から写真活動を始める。京都でフォトウォーク、ネット交流、グループ展を行う写真サークルに参加。身の回りのスナップやポートレートを撮影する時代。< /li>
- 仕事の独立を機に、地元発信のブログ(kokaindex)を立ち上げ写真の対象も地元中心に。この頃ローカルスナップ発案、地元写真サークルの立ち上げを始め今に至る。 甲賀市、写真全般、X100F、琵琶湖、ハスラー…様々な括りでブログを運営中。
- 2022年より作品製作を考え始め、講座、調査、ワークショップ、考察など、現在試行錯誤の途中。< /li>
- グループ展:京都同時代ギャラリー、他。
- web site:-
- blog:https://lifephoto.work/x100f/
- https://lifephoto.work/biwako/
- SNS:https://www.instagram.com/ugo_uesama/(フォローよろしく)
- https://www.threads.net/@ugo_uesama
- https://x.com/uesamaugo
参考動画
まとめ
以上、参加メンバー「size_uesama / ueda takashi」の展示作品の予定についてでした。
この中からどこまで作品化をできて、実際に展示ができるか、現在製作中です。
期待と温かい目でお待ちいただけると嬉しいです。
写真展開催は、2025年1月24日(金)〜27日(月)。
開催場所は、信楽のFUJIKI 地域交流スペース。
ぜひこの「写真のグループ展を開催するまで」を見守っていただけると嬉しいです^^
写真展ページ:(仮)SHIGARAKI PHOTO FASTIVAL 2025/1st(信楽フォトフェスティバル)
ではまた。
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